2013年4月28日(日)ニコニコ超会議2が開かれた。その脇でも
何かがうごめいて、その毒電波を強くキャッチしている者がいた……
ヽ(^o^)ノ <ドワンゴがオワンゴ!
ニコ中は刮目して見よ!これがニコニコ動画小説だッ!
水守サキ軍団によるニコニコ動画ネタのオンパレード。その数計り知れず。
あなたが生粋のニコ中を語るのならマンノンはそのニコ中ぶりを賞賛することを
お約束します。いいからまず読め、なっ!
ニコ中向けというよりもニコ中にしか通用しないお話となっています。
ver4.01で続きものだけど、これ単品で読めます。キャラ紹介読めば
だいたいわかると思うので気にせず読もう!
ニコニコ超会議2に文学フリマ参戦!始めに聞いたときは何をとち狂ったのか と耳をうたがったものでした。あまりに異質な組み合わせでしたが、どんなものか 見てみたかった私には渡りに船(マグロッ)喜び勇んで「ニコニコ:小説」という ジャンルで出すことを宣言しました。
(´д`;) <ニコニコ小説ってなんだ? 出したあと思ったのはどうすりゃ ニコニコ小説になるのか?とりあえずニコニコネタを入れて話作ればニコニコ小説 名乗ってもいいんじゃね?となり。学校のお祭り文化祭のようなもので色々な所で ネタをやる、という構図にしようと思いました。割かし早くからこの構図は思い ついていて、まぁなんとかなるだろうと思ってました。
とりあえずニコニコネタの復習からだ!と「ニコニコ、流行」で検索。すると有志 がすでに年代ごとの流行をまとめてくれてるページがあったのでそこを活用すること にしました。上から下まで順々に見ていけばいいだけなんで楽だな!そう思って いました。
しかし順繰りに見ていくと1本辺り10分〜30分。それが年代ごとに 数十本以上ある。さらに関連ある動画がごまんと連なっていて調べようと 思えばいくらでも見れてしまうという環境。これはまずい。異常に遅い ペースで確認作業となってしまい、だいたい見終わった!となるまで相当 時間がかかってしまいました。見るのは面白いからいいのだけど、これを どうやって組み入れましょうかね。動画のメモをとって話をどうしていくか 考えて。とりあえず話の流れに入れられそうなものは全部入れるという 方法でいくことにしました。
ニコニコネタだけでなく、私がある程度は把握できてるゲームネタも 随所に入れました。「イエス、マイロード」のセリフも元々ゲームの ネタで、そういえばFE(ファイヤーエムブレム)もロードだったな と大元のネタとして仕込んでおいたのでした。
普段の書き物ではあまり流行ネタやローカルネタなんかは入れないの ですが、この話に限ってはネタの合間に話が進行する、ぐらいの密度 で色々入れておきました。たぶん全部拾える人はマレだと思うのですが 我こそは、という人には挑戦してもらいたいもんです。
タイトルのRYUSEIQUEN(そのまま読むとリュセイクエン) はニコニコネタの定番「ニコニコ流星群」という動画の名前から。 パチモン臭を出すために怪しげな日本語となっています。流星拳 とも語感が似てて、なんとなくペガサスファンタジーも感じられる。
『這いよれ! ニャル子さん』がちょうど2期目だったけな?で復活。 これはまたクトゥルーネタがごく一部で沸騰する!と思ったので ソレ系のキャラも増やしたりしました。名前もそのまんまなギョ・ インスマス君。実は私はそんなにクトゥルー神話に詳しくないので 付け焼き刃のライトなファンかもしれません。これまたゲームの 話なんですが、海外のみで発売したクトゥルー題材のゲームの プレイ動画は見ています!(自慢にならない)ニャル子さんとかも 実は歌くらいしか知らないのでパチモンくさいと思われた方は 正解だと思います。
そして縦書きの小説だと顔文字などがいれにくい!というのに気づいた のは書き始めた後。AA(アスキーアート)なども駆使して今までに ないようなもんにしてやろう!と意気込んだはいいのですが、どうにも うまくいかないもんで困ったもんでした。使ってるワープロソフトだと 縦書きの文章に「ω」などを入れると横向きになってしまう。どうにも できなさそうで、ウワーン!とお手上げ侍になってしまい。結果大丈夫 そうな他の文字に入れ替えるなどで対処しました。大失敗!書き終わった 後で日本語ワープロソフトの老舗、一太郎を導入。説明書読んでたら 縦書き文章の中に横書きを入れる、とかまんまあったりして、これが あったら苦労しなかったのに!と涙を飲んだといいます。
表紙は毎度おなじみとなった箱宮ケイさん。知り合いとなったのをいいことに こきつかいすぎではないか?気をつけて頼もう(反省なし)箱宮さん自体は ニコニコネタはまるで知りません。なのでこちらが注意引けそうなコスプレ を提示しておいてなんとかしてもらうということにしました。ニコニコ のマスコットのテレビも添えて。当初はわんさかキャラを出してお祭り感 を出す!という予定でしたが、私の方が前述の通り遅々として進まず。 また箱宮さんの方も手一杯一杯でどうなるかもわからず。そして毎度おなじみ のギリギリまで粘っての仕上げとなりました。表紙だけの予定だったけど カットも一枚ついてクオリティアップでありました。あとがきに今回は 余裕ある、なんて書いてましたがそれを書いた後にカットを入れるとなった ので結果いつもの通りの前日(というか当日)ギリギリの仕上げとなりました。 とりあえずちょっとは寝れたので良かった。今回は水守の初音ミクぽい何か となっていますが、表紙がさわやかで私的なお気に入りとなっています。 そういえば壊れたロボットが好きなのか今回も背景のテレビ君壊れてる なぁと思いました。壊れたロボットというだけでなんか話になりそうだ。
今回はニコニコ超会議が初めて。またそれをネタにした小説というのも初めて。 色々苦労してうまくいかなかった部分もありますがそれなりに面白いもんに なったのではないかと思ってます。今回は大失敗だった!と宣言しておき 次回があったらリベンジと銘打って派手にあおってやろうぜ!の精神で できたらいいなぁと思いました。